体の機能が低下し通院が困難な人が、住み慣れた自宅で生活しながら医師の診療を受けられる『在宅医療』。杉元さんは「今は亡き人にも、人生の物語があったことを忘れないで欲しい」と語り、在宅医療を選択して残された時間を大切な家族と共に過ごした人達の姿を、写真や映像を交えて紹介し、人生の最期をどのように迎えるのか、深く考えさせられる杉元さんの言葉に、参加者は真剣な面持ちで聞き入っていました。
また、演習の時間では、医療者の象徴である聴診器で『命』の鼓動を聞く体験や車椅子の体験で、人の生死に関わる職の一端に触れた若者達。死と生について考え、限りある人生を自分はどう生きたいのか、それぞれの思いを巡らせる機会になりました。