今年度初のまなび場は、新型コロナウイルスの感染防止のため、1階ホワイエに席を設けて行われました。遠矢小学校3年の塚原旭くんは、「久しぶりで楽しみにして来ました」と嬉しそうな様子。
最初に、南陽台在住の佐藤正幸さんが『森はどこへ行った?』と題し、遠矢地区の住宅地で野鳥が見られるようになったことや、その原因は太陽光発電などの設置工事で森が少なくなり、野鳥が住み処を求めて人里にやって来ていることなどを説明。佐藤さんの話に、子ども達は驚いたり質問をしたりと、興味深そうに聞いていました。
その後は別保在住の羽根田純壽さんが講師となり、バードコール作りを体験しました。子ども達は手の平サイズの木材に思い思いの絵を描き、ドリルで穴を開けて金具をねじ込みます。金具を捻ると「キュッキュッ」と鳥の鳴き声のような音が鳴り、手作りのバードコールの完成です。
さっそく外に出て皆で音を鳴らすと、まるでたくさんの鳥がさえずっているかのよう。音に釣られたのか、時折すずめなどの野鳥が姿を現し、子ども達はバードコールを手に大喜びで駆け回っていました。