この取り組みは、タブレットパソコンなどを用いたオンライン授業の実施に備えて、家庭での通信学習や環境上の課題などを探るため、町内の小中学生の保護者が実際に授業を体験しました。
参加者は自宅からパソコンやタブレットを使って、テレビ会議用のツール「Zoom」でオンラインに接続。参加者がそれぞれ画面に映し出されたのを確認した後、町教委の加藤指導主事室長が、パソコンの前で国語や算数の授業を始めました。
授業は、あらかじめパワーポイントで作成した映像を画面に表示しながら、説明を交えて進行。加藤室長が「この問題が分かった人は手を上げて」と呼びかけると、参加者は手を上げて合図を送っていました。
授業後は参加者より、「パワーポイントの画面が見やすい」「授業が分かりやすかった」など評価する声の一方で、「通信が途切れる」「タイムラグで映像の切り替え時に音声が遅れる」など、オンラインならではの課題も示されました。
町教委は今後、全校児童・生徒に1人1台のタブレット環境を整備することとしています。今回のオンライン授業で明らかになった課題を整理しながら、子ども達の学習環境を整える取り組みを進めていきます。